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年齢と心

年齢と心

時々、日本人は年に振り回されすぎだな、と思います。

アメリカに住んでいるときも、ヨーロッパに出張していても、友だちから「もう年だから」と言われたことがありません。

50代でも60代でも、シングルの人も、そうでない人も、恋をしている人だって多ければ、世界中を旅する人も、新しい仕事をはじめる人もいる。

いくつだから何をしなくては、何はあきらめなくては、という「決まり」がないような気がします。

決まりを作ってしまうと、なんとなくもったいない。

体力も気力もあるのに、ストッパーがかかってしまう。

というわけで、私は自分ではストッパーを作らないようにしたいなぁ。

映画「グラントリノ」みたいに、70代でも10代の友達ができるような、柔らかい人間でいたいなぁ。

 


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行正り香 「今夜の献立、どうしよう? FOOD/DAYS」

 

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行正 り香

福岡生まれ。広告代理店に就職しCMプロデューサーとして活躍。2007年に、広告代理店を退社。著書に、「だれか来る日のメニュー」、「おうちに帰って、ごはんにしよう。」「19時から作るごはん」など39冊がある。中国語版、韓国語版にも翻訳済。NHKワールドでは「Dining with the Chef」のホストを務め、世界に向けて日本料理をプロモートしている。

1件のフィードバック

  1. 本当にそうですよね。いま40代だとして、何かするのにはもう年だからとストップがかかったとしても、その同じ40代で死んでしまったなら、早すぎる、若かったって人は言うと思うんです。同じ歳なのに〜。だからストップをかけられそうになったら、視点を切り替えて、死なずに生きている機会をもらったつもりで心を仕切り直します。生きているのだから。そしていつか自然にストップが心地よくなる年齢を迎えられたらいいです。

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